前段階の移行をどのように設定しますか?

回答:

複数回のパスによるこの移行方法では、MX レコードの一括前に、最初のパスで古いメールの大部分を移動します。一括後の完全(デルタ)パスでは、残っている最新のメールと残りのメールボックスアイテム(カレンダー、連絡先、タスクなど)のすべてが移行されます。

pre-stage.JPG 

注意:図は 90 日前の日付フィルターを反映したものです。弊社のインターフェイスには 30 日前、60 日前、90 日前の選択肢があります。また具体的な期間を選択することもできます。

手順は次のとおりです。

  1. 前段階の移行を実行します。
  2. MX レコードの一括を実行します。
  3. 完全なパスの移行(日付フィルターのない全項目)を実行します。これはデルタパスとも呼ばれます。

 

これにより移行の前段階が実行可能となり、MX レコード一括前にメールの大半が移行されるため、大部分の移行プロジェクトで推奨される移行方法です。これはユーザーが「古い」メールシステムにアクセスしている間に、その背景で実行されます。その後、新しい MX レコードが作成された時点で別の「完全」なパスが作成され、処理が非常に速く完了します。これはデータの大部分が前段階の移行パス中に移行されるためです。

カレンダー、連絡先、履歴、メモ、タスクは、移行プロセス中に変更されることがあります。  MigrationWiz は移行後にこれらの変更を伝搬しないため、この前段階のパスでは移行されません。 カレンダー、履歴、メモ、タスクは完全 (デルタ)移行パスのみで移行する必要があります。

1. 前段階の移行を実行します。

  • す(注意:すべてのメールボックスを選択するには、移行元メール(Source Email)欄の隣にあるをクリックします。)
  • スタート(Start)ボタンをクリックします。注意:メールボックスが 1 つも選択されていない場合は、このオプションが灰色表示されます。
  • ドロップダウンリストから前段階の移行(Pre-Stage migration)を選択します。
  • これによりメールのアイテムが事前に選択されます。これは前段階の移行パスで移行するために使える唯一のオプションです。
  • 次にこの作成年月日よりも古いアイテムを移行(Migrate items whose create date is older than)フィールドの下矢印をクリックして、移行する日付範囲を選択します。
  • 30 日前、60 日前、90 日前のいずれかを選択するか、または特定の期間を選択します。
    • 注意:
      • 最も一般的な移行方法では 90 日前を選択します。
      • プロジェクトの詳細オプション(Advanced Options)で設定されているすべての日付フィルターが、ここで設定される日付フィルターで上書きされます。
  • この前段階の移行パスを遅らせるには、自動的に移行を開始する時刻(Automatically start the migration at)というラベルの付いたチェックボックスをクリックして日付と時刻を選びます。
  • 移行開始(Start Migration)をクリックします。 

注意: プロジェクトの詳細オプション(Advanced Options)で設定された日付フィルターがある場合、この前段階の移行パネルで選択されたエントリで上書きされます。

2. MX レコードの一括を実行します。

MX レコードは、SMTP により配信されるメールのみを目的として使用されます。新しい移行先のメールプラットフォームに一括する際、メールが新しいメッセージングシステムに配信されるように、DNS プロバイダのポータルにある MX レコードを切り替える必要があります。

DNS の MX レコードが新しいシステムを指すように変更しても直後には有効化されず、レプリケーションの遅延が発生することがあります。 TTL (有効期間の略語) が切れるのを待ちます (それまではインターネットのメールシステムは古いシステムに配達し続けます)。

移行元ドメイン用にこのツールを使用して、TTLパラメータの設定を参照してください。有効化されるまでに、この<TTL>時間/分がかかります。

メールの配信を移行元から移行先に迅速に切り替えるために、事前に DNS レコードの TTL 値を下げることをお勧めします。これにより、DNS の MX レコードの一括が移行先を指し、ほぼ即時に有効化されます。

MX の変更が複製されると、新しい受信メールが新しい移行先のシステムにリダイレクトされます。この時点で、エンドユーザーは新しい移行先のメールボックスで作業を開始する必要があります。

 

3. 完全(デルタ)移行パスを実行します。

  • 完全( デルタ移行パスは、差分移行パスを実行するためのメールボックスの再提出を可能とします。MigrationWiz は自動的に最初のパスの後に移行されていないアイテムを検出して、それだけを移行します。つまり完全/デルタパスは残っているアイテムを検索して移行します。ほとんどの場合、完全/デルタパスは最初のパスよりもはるかに速く完了します。
  • 完全/デルタのパスでは、重複がないよう、MigrationWiz により最初のパスで移行されなかったアイテムの後から移行が継続され、また最初のパスの間/後に作成されたすべてのアイテムが移行されます。
  • 1 つまたは複数のメールボックスを対象とする完全/デルタパスを提出するには:
  • 1 つまたは複数の構成済みメールボックスを選択します。
  • 開始(Start)をクリックします。
  • ドロップダウンリストから、 完全移行(Full Migration)を選択します。
  • すべてが移行されていることを確認するために全項目を選択します。
  • 移行開始(Start Migration)をクリックします。

注意:

MigrationWiz は移行のソリューションであり(同期のソリューションでない)、最初の移行パスで以前に移行されたアイテムの更新、削除、移動を伝搬しません。これは弊社に変更の「ライブ」モニターがなく(同期エージェントと同様)、ユーザーとの接触なくして問題解決などの処理ができないためです。

以下は前に移行先に移行されたアイテムの状況に対して、完全/デルタのパスの後に起こる結果です。

  • 移行元で削除された場合:移行先でこれらの削除されたアイテムが保存されます。 弊社では削除されたアイテムを伝搬できません(アイテムが移行元でアーカイブされている場合、それは削除されたかのように表示され、移行先で削除できません)。
  • 2 つの異なるフォルダ間でアイテムを移動した場合:移行先で複製され、移行先の両方のフォルダーに保存されます。
  • 移行元で更新された場合:これらのアイテムは移行先で更新されません。 カレンダー、連絡先、タスクなどを更新できるプロセスはありません。 これを解決するには同期ソリューションを使う必要があります。
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