​​​​​​Google Drive から Microsoft OneDrive への移行ガイド

はじめに

  • ここでは Google Drive から Microsoft OneDrive for Business へフォルダーとドキュメントを移行するための完全なオンボードのタスクの流れについて説明します。
  • 順番に各ステップを完了してください。対応するサポート技術情報の記事へのリンクが提供されています。
  • 移行元は有料の Google Drive であることが必要です。無料の Google Drive のアカウントは移行元としてサポートされていません。
  • 移行先は個人の OneDrive バージョンでなく、OneDrive for Business であることが必要です。
  • 移行を実行する前に、このビデオを参照することを強くお勧めします。このビデオは Google Drive から OneDrive for Business への移行の概要について説明し、Google OAuthentication へのアクセスを設定するための移行元の環境を準備する手順と、MigrationWiz の手順を示します。

移行元の環境の準備

  1. Google Apps に MigrationWiz のアクセスを許可するために、Google の管理ポータルで OAuthentication 2.0 を有効にします。 KB005019
    • 注意:

      • 複数のドメインから移行する場合は、各ドメインごとにこれらの手順を繰り返します。

      • 認可された API クライアント(Authorized API clients) > 顧客名(Client Name)の順に選択して、次を入力します。 794841909041-4ujv1ss1o7m7kqm3gtqd06bklietmmde.apps.googleusercontent.com

      • 1 つまたは複数の API のスコープ(One or more API Scopes)で Google Apps のスコープを移行元として入力します(読み取り専用スコープ):

        https://mail.google.com/, https://www.google.com/m8/feeds, https://www.googleapis.com/auth/contacts.readonly, https://www.googleapis.com/auth/calendar.readonly, https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.group.readonly, https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user.readonly, https://www.googleapis.com/auth/drive

        注意:

      • Business Legacy の無料アカウントでは、OAuth 管理者の資格情報は Google Apps と併用した際に正しく機能しません。Google Apps のテナントが Google Apps for Business Legacy の無料アカウントの場合は、エンドユーザーの資格情報を使用する必要があります。エンドユーザーの資格情報により移行する詳細については、KB005124 を参照してください。

      • スコープのエントリの前後にスペースがないことを確認します。スペースがあると認証が失敗します。

  2. API アクセスを有効にします。Google Admin ポータルにログインし、セキュリティ(Security) > API リファレンス(API Reference) > API アクセスを有効にする(Enable API Access)ボタンの順に選びます注意:Google Drive から移行する場合は、この追加の手順が必須です。
  3. CSV ファイルへメールボックスをエクスポートします。Google Admin ポータル > ユーザー(Users) > ⁝ (3 つの縦ドット) > ユーザーのダウンロード(Download Users) > すべてのユーザーのダウンロード(Download All Users) > OK > 保存(Save)の順にクリックします。

準備

  1. Office 365 で移行に使用する管理者アカウントを作成するか、テナントのグローバル管理者アカウントを使用します。 KB004948

  2. 移行に使用される管理者アカウントに、OneDrive for Business を含む SKU ライセンスを割り当てます。

    • 注意:
      • ユーザーが OneDrive を使用したことがない場合は、MigrationWiz が MSPComplete 移行先エンドポイントに入力された管理者アカウントの資格情報を使用して、移行する各ユーザーに対し OneDrive(SharePoint)プロファイルを準備します。 しかし、これによりユーザーアカウントは作成されません。ユーザーアカウントは事前に作成しておく必要があります。
      • MigrationWiz はブロックされたユーザーのための OneDrive プロファイルを準備することはできません。ユーザーがブロックされていると、プロビジョニングまたはアクセスのエラーが発生します。
  3. Office 365 にアカウントを設定し、ライセンスを割り当てます。これは、いくつかの方法で作成することができます。

    • 手動で 1 つずつ実行します。
    • CSV ファイル経由で一括インポートします。Microsoft の手順を参照してください注意: このガイドの「移行元の環境の準備」セクションの手順 3 で作成された CSV ファイルを使用できます。
    • PowerShell スクリプトを使用します。 TechNet の記事
    • DirSync、AAD Sync、AAD Microsoft 接続による方法。 KB004336
    • 重要: 権限を移行する場合は、Office 365 の「@」記号の前のユーザー名は、Google Drive の「@」記号の前のユーザー名と一致する必要があります。たとえば、Google Drive のjohn.smith@domain1.com は、Office 365 の @ マークの前の形式と同じであることが必要で、Office 365 の 「john.smith」と一致する必要があります。しかしドメイン名は異なってもかまいません。 KB004843
  4. Office 365 のグループを設定します。Google Drive のグループに割り当てられたアクセス権を移行する場合は、Office 365 のグループ名が Google Drive のグループ名と一致する必要があります。 KB004843

MSPComplete の手順

  1. KB005421
  2. 移行元と移行先のエンドポイントを作成します。
  3. KB005427
    • 移行元エンドポイント:
      • エンドポイント(EndPoints) > エンドポイントの追加(Add Endpoint) > エンドポイント名を入力(Enter endpoint name)の順にクリックし、エンドポイントのタイプとして、 Google Drive を選択します。
      • 適切なフィールドに Google の管理者アカウントのメールアドレスとドメイン名を入力します。
    • 移行先のエンドポイント:
      • エンドポイント(EndPoints) > エンドポイントの追加(Add Endpoint) > エンドポイント名を入力(Enter endpoint name)の順にクリックして、エンドポイントのタイプとして、OneDrive for Business を選択します 注意: OneDrive Pro for Business V2 という名前のエンドポイントを選択しないでください。 このエンドポイントは、他の移行シナリオに使用され、この移行シナリオで重要な中度のモードである MigrationWiz の詳細オプション(Advanced Option)をサポートしません。 KB005509
      • このガイドの「移行先の環境の準備」セクションの手順 1 で作成された管理者アカウントの管理者のユーザー名とパスワードを入力します。
      • 重要: 管理者アカウントのドメイン名はユーザーアカウントのドメイン名と一致する必要があります。そうでないと、移行中に OneDrive のプロファイルが作成されず権限が移行されません。 たとえば、ユーザーがバニティ ドメイン名で入力される場合は、管理者アカウントが .onmicrosoft.com のドメイン名を使うように設定しないでください。

MigrationWiz の手順:

  1. ドキュメントの移行(Document Migration)プロジェクトを作成します。
  2. KB005070
  3. プロジェクトに移行するアカウント(別称アイテム)を追加します。 注意:一括追加(Bulk Add)オプションを使う場合には、移行元と移行先の欄のみに入力する必要があります。このガイドの「移行元の環境の準備」セクションの手順 3 で作成された CSV ファイルを使用できます。KB004842
  4. 移行に必要なライセンスの数を計算するための評価を実行します。KB005237
  5. プロジェクトの詳細オプション(Advanced Options)を設定します。 KB004834
    • 消費者に対してアイテムごと、パスごとのライセンスの最大数の値を設定します。既定値はユーザーあたり 1 ライセンスで、ユーザーごとに最高 10 ギガバイトまで移行できます。しかしユーザーが 28GB のデータを持つ場合は、移行は 10 ギガバイトで一時停止し、ユーザーにさらにライセンスを割り当てる必要が生じます。ドキュメント移行プロジェクトで推奨されるユーザーあたりの最高ライセンス数は、ユーザーあたり 5 つで、ユーザーあたりに最高 50 ギガバイトまで移行できます。プロジェクトは移行されるデータ量に相当するライセンス数を消費します。ユーザーが 28GB のデータを持つ場合、5 ライセンスのうち 3 つだけが消費され、2 つのライセンスが残ります。 KB004890
    • サポート/サポート オプション(Support/Support Options)で、次を追加します。
      • InitializationTimeout=28800000 - これにより初期化タイムアウトの時間枠が 8 時間に増します。 KB005099
      • FolderLimit = 20000 - これにより移行用のフォルダの最大数が 20,000 に増えます。大企業では 10,000 以上のフォルダー(既定)を移行する可能性があるため、フォルダーの制限を 20,000 に増やすことをお勧めします。 KB005557
      • RemoveExistingPermissionsWhenUnspecified=1 KB005572
      • ShrinkFoldersMaxLength=200 (省略可能だが推奨される) KB005007

      • DocumentBrowsingMode=Moderate (省略可能だが推奨される) KB005034

      • RenameConflictingFiles=1 (省略可能だが推奨される)。 KB004954

      • 注意:=(等号)記号の両側にスペースはなく、入力で大文字と小文字が区別されるため、上記に詳述したコマンドでは大文字に特に注意してください。
    • 移行パスが完了した後、エンドユーザーに通知を送信するように詳細オプション(Advanced Option)を設定します。
      • 通知(Notifications)>正常に完了した移行と通知を次に送信:(Send successful migration and notification to:)> 移行元メールアドレス(Source email address)(ユーザーがまだ G Suite Gmail を使用している場合)または 移行先メールアドレス(Destination email address)(ユーザーがすでに Office 365を使用している場合)の順に進みます。
      • 通知メールをカスタマイズします。「正常に移行完了」のメールをカスタマイズ(Customize "successful migration" email)の枠にチェックマークを入れます。このメールにカスタマイズされた独自のテキストと会社名を追加します。
      • 注意: 通知は最終パスの前のみに設定する必要があります。1 回の完全なパスを実行する場合は、この時点で通知を設定します。前段階の移行を実行する場合は、通知を最終的な完全な(デルタ)パスの前のみに設定します。
  6. 資格情報の確認(Verify Credentials)を実行します。 KB004511
  7. ドキュメントの移行(Document Migration)ライセンスを購入します。 KB004647
  8. 移行が実行中であることをユーザーに通知します。すべてのユーザーに移行の時間と日付を通知するメールを送信します。この間、ユーザーは Google Drive アカウントのドキュメントを修正するべきではありません。これは移行に修正が反映されないためです。
  9. 次のいずれかを使用して移行を実行します。
    • 500 人未満のユーザーを含む中小規模の移行プロジェクトには、ビッグバン(Big Bang)の移行方法をお勧めします。これは 1 回の完全なパスによる移行です。
      • 完全な移行パスの手順:
        • ユーザーを選び、上部のナビゲーションから 開始(Start) ボタンをクリックして、ドロップダウンリストから 完全移行(Full Migration) を選びます。 移行の開始(Start Migration) ボタンをクリックします。 KB004938
    • 500 人を超えるユーザーを含む大規模な移行プロジェクトには、前段階の移行方法をお勧めします。これは複数のパスによる移行です。
      • 前段階の移行手順:
        • 前段階パス:ユーザーを選択し、 開始(Start)ボタンを上から選択して 前段階の移行(Pre-Stage Migration) を選択し、移行スケジュール(Migration Scheduling)セクションのドロップダウン リストから 90日前(90 days ago)を選択し、移行の開始(Start Migration)をクリックします。 KB004938
        • 完全(デルタ)パス:ユーザーを選択し、 開始(Start)ボタンを上からクリックして 完全移行(Full Migration) を選択し、 移行開始(Start Migration)をクリックします。 KB004938
  10. 円グラフのアイコンを MigrationWiz ダッシュボードからクリックして、すべてのプロジェクトの移行統計情報を含むメールを受信するようにします。 KB004626

移行後の

手順

  1. ユーザーが不注意でログインし、自分の Google Drive のアカウントを使用しないように、Google Drive のユーザーアカウントを使用停止にするか、パスワードを変更します。
  2. 移行が完了したらユーザーに通知します。 注意: MigrationWiz 詳細オプション(Advanced Option)で通知を設定すると、ユーザーは、移行完了後にメールを受信します。ユーザーが OneDrive for Business にアクセスし、同期設定を設定できるように支援します。
  3. OneDrive For Business のトレーニングを提供します。以下はエンドユーザーにとり役立つ、OneDrive for Business に関するサードパーティのトレーニングビデオです。
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